子どもに負けない強さ 耐久性

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修理を通じて分かったランドセルの弱点。それは、大マチ部分の強度でした。池田屋ランドセルは本体の内側をハイパール樹脂製の一枚板ですっぽり覆う一体構造。圧力を受けてもつぶれない抜群の強度を誇ります。強固な樹脂板を縫い込む作業は難しく、手間もかかりますが、絶対に譲れないこだわりです。

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修理を受けた大半のランドセルは、大マチの上部から折れ曲がり、型崩れやゆがみを起こしていました。そこで強度アップのために開発したのがこの変形防止板。ダイレクトに圧力を受けるマチの上部に変形防止板を付けることで、その負荷を多方向に分散(写真参照)。マチが「くの字」に折れ曲がるのを防ぎ、6年間きれいなカタチを保ちます。

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ランドセルの部品(袋掛け、変形防止板、背カンなど)には、軽量で強度・耐久性に優れたナイロン樹脂を使用。一般的には「金属製の方が強い」というイメージですが、ナイロン樹脂に変更してからは鋳造タイプの金属パーツに比べて割れてしまうトラブルが激減しました。

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池田屋では人工皮革のランドセルにも、強度に優れた牛革ベルトを使用しています。引き裂きの力に強い牛革でベルトの表側を補強し、裏側は汗で傷まないよう防水力に優れた人工皮革を使用。修理の多い一般的な人工皮革製ベルトでは実現できない抜群の強度と耐久性を誇ります。

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肩ベルトは強くて丈夫な3本ステッチ仕上げ。2本ステッチ仕上げや継ぎ目を鋲で止めているだけの肩ベルトでは、ロッカーの出し入れを繰り返すだけで糸が擦り切れてしまうということも。池田屋では手間を惜しまずステッチをしっかりと縫い込み、糸切れの心配がない丈夫な肩ベルトに仕上げています。